Obey Giantこと、
Shepard Fairey / シェパード・フェアリーの
2002年に制作されたシルクスクリーン作品
Punk Rock Pioneersシリーズ、

ジョー・ストラーマー　by CLASH！

ジョニー・ロットン by SEX PISTOLS！

ジョーイ・ラモーンズ by RAMONES！

ヘンリー・ロリンズ by BLACK FLAG！

４作品が揃って入荷しました。

こちらは、
ジョー・ストラーマー　by CLASHになります。

グラフィティアート好きでこのパンクムーブメントが
海外のストリートカルチャーにハマる入り口になった人は
本当に大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか？

僕もその１人です！

せっかくの機会なので、2002年のリリース当時のことを回想したいと思います。

当然、僕自身も
「クラッシュ」、「ピストルズ」、「ラモーンズ」を
通って来ているので、この作品達を見て
心が躍らないわけはありませんでした。

政治家や思想家より、やっぱりパンクレジェンドでしょ！

「仕入れ資金の限界まで買ったろう！」と
リリース前から気合いが入っていました。

＊当時はかなり自分の好き嫌いで
仕入れる作品や量を決めていました。
（これが生活を困窮させる原因なのですが、
当時の僕はそんな事実を知るよしもありませんでした）

この頃の僕は、アート販売サイトを立ち上げてから
２年ほどは経っていたので、さすがに小腹がすいたら
キャラメルコーン１袋買うぐらいは
何とか普通に生活できていたと思いますが、
まだまだお店の経営が軌道に乗っているとは
とても言えない状態でした。

＊サイト立ち上げの初月は売上が30万円ほどしかなく
（それも儲けではなく売上が）扶養家族２人と
犬４匹を養う事はかなりキツかったと言うか無理でした。

この頃は買い物に行った時に
家族にキャラメルコーンをねだられても
５分くらい考えるほどでした。

特売の１袋６８円のキャラメルコーンを、
３０歳の大人の男がです・・。

そんな中で恐らく、約10枚ずつ、
計40枚を購入したと思います。

金額にすると、たった20万円ぐらいですが
当時の僕の資金力では
“社運を賭けた大きな賭け”だったのです。

小学校１年生がお年玉に貰った１万円で
買えるだけの妖怪メダルを買い占めるみたいな感覚と
同じ程度だと思って下さい。

シェパード・フェアリーは、当時もすでに
アメリカでは絶大な人気を誇っていましたが
さすがに今ほどではありませんでしたし、
グラフィティアートの盛り上がり自体も
今とは比べ物にならないぐらい寂しいものだったので
OBEY GIANTのサイトでは、まだ
１人１枚しか購入できない制限はなく、
無事、僕は希望枚数を購入することができました。

今のように発売後、
○秒でSOLD OUT！ということはありませんでしたが
数日ではSOLD OUTになっていました。

当時のシェパード・フェアリーの作品では異例の早さです。

神がかった４人のカリスマのポートレートを
シェパード・フェアリーが手がけたという話題性に加えて
それまでのシェパード・フェアリーの
シルクスクリーン作品に多用された赤、黄色、黒の
基本カラーを使わず仕上げられた、
新たなるOBEY GIANTワールドの誕生に
新たなるファンの獲得に成功しました。

事実、この作品をリリースした後から
作品がプレミア価格で売買されるようになって行き、
その数年後に今の状態が形成されました。

額縁 wabisabi charcoal（UVカットアクリル）サイズ1400　29,800円
マットボード（コットンスエード白）サイズ1400　10,200円

額装合計金額　40,000円（税抜き）