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イギリスがイラクへ突入して2年後、
バンクシーによって制作された作品です。
まず、タイトルにある 'CND' とは、Campaign for Nuclear Disarmamentの略で「核軍縮運動」という組織のことです。
この作品に描かれているマークは、CND(核軍縮運動)のシンボルマークで一般的にはピースマークと呼ばれています。
1957年にイギリスで設立されたCND 「核軍縮運動」はイギリスの平和運動の最前線に存在し、その後、ピースマーク(CNDマーク)はアメリカのヒッピー運動やベトナム反戦運動でも平和の シンボルとして使われ、世界的にも平和・反戦の象徴となりました。
この作品は、イギリス・ロンドンの国会議事堂の向かい側にある「Parliament Square」という広場で、2001年から2011年までの肺がんで亡くなるまで実に10年間、イギリス軍のイラク侵攻に対する座り込みの反戦運動をしていた「Brian Haw」(ブライアン・ホウ)へ、バンクシーが送ったキャンバスを元に制作された作品です。
ソルジャーがペイント中の
ピースマークが完成されていないところに
バンクシーが本当に伝えたい
メッセージがあるのかもしれません。
世界中の人が少しでも平和を願い、少しでも行動すれば、世界は平和になる...
戦争で戦う兵士だって、平和を願っている...
この作品が制作されたのは、バンクシーがイスラエル西岸地区、カルキリヤのイスラエル人とパレスチニア人を分ける分離壁に9作品を残した2005年と同じ年でした。
バンクシーは何度か、イスラエル兵に銃を向けらながらも、ミューラル(壁画)の制作をやめませんでした。
その手法として、自分が今まで描いて来たグラフィティアートが人々の目に留まり、その役目を果たすなら・・・
というバンクシーの想いが見え隠れする作品です。
一見何の変哲もない作品に見えますが、バンクシーの平和への強い思いが込められた作品です。こちらはバンクシーの直筆サインが入った作品となっています。
額縁 WALNUT Black(UVカットアクリル)サイズ1500 53,800円(税抜き)
マットボード(コットンスエード白)サイズ1500 12,300円(税抜き)
額装合計金額 66,100円(税抜き)