約3ヶ月の製作期間を要し、Jamie Reid / ジェイミー･リードの作品 「Liberty」の額装がようやく仕上ってきました！
全てが黒く、アクリル板に写り込みが激しいことから、撮影は困難を極め、画像だけでその魅力と迫力を実物どおりにお伝えするには限界がありますが、この、素晴らしい驚きを少しでも皆さんと共有できるよう、今から一生懸命ご説明させていただきます！＾＾
この作品をご注文いただいたお客様から、額装のご相談も一緒にいただきました。
ジェイミー･リードの作品の中でも、一番人気を誇る「God Save The Queen」。
そのイメージの上から、さらにダイアモンドの粒 / ダイアモンドダストを贅沢にところせましと散りばめた、気合いの入りまくった特別な作品に相応しい額装となると…。
作品とフレームのマッチングを考える数日間、眠れない夜を過ごしたのでは？と想像される方が中には一人ぐらい、いらっしゃるかもしれませんが ・笑、
実は、はじめにこの作品に遭遇した時、「こうすれば、最高に格好良く仕上がるだろう。」と、具体的な イメージが頭の中に湧いて出て来ました。一瞬のことです！
しかし、発売前のことなので、まだ買い手は決まっていませんでした。
通常、作品だけに集中し、額装にまで気が回ることは滅多に無いので今から思えば、あれはデジャブだったのかも知れません！・笑
既にレギュラー販売しているフレーム「Walnut Patchwork4」の製作行程を基本ベースに、作品の大きさや存在感を考慮して１列増やした、５列のフレームにしました。１列の幅が１５ミリなので、全幅７５ミリになります。
一つひとつのピースがそれぞれにかなり激しく主張しないと、黒の塗料で消されてしまうので、使用する材をウォールナットだけに限定せずに、他に４種類追加しました。
さらに１ピースずつ、手作業で同じモノは２つと出ないダメージ加工を施しました！
黒の塗料は究極にマットな仕上がりを可能にする、あるモノを配合しております！これは企業秘密です！
もちろん鉄のピースもところどころに配置していますが、こちらの加工も完璧で、冷たく、鈍い輝きを放ち、全体に心地よい緊張感を与えてくれます！
僕の提案を信じて製作の機会を与えてくださいましたお客様と、酷暑の中、技と忍耐でこの、難技を形にしてくれた職人さん、そして、誰が与えてくれたか判りませんが自分のセンスにも心より感謝！・笑
この額装をご依頼いただいたお客様さまから飾っていただいてる画像をお送りいただきました。
「玄関にドカーンと！」いや、大きい作品なので「やっぱりリビング！」と思っていたところ届いた画像を見て、ビックリ！
何とトイレに飾っていただいています！！
僕はトイレは新聞を読むところとずっと思っていましたが、アートを鑑賞するところでもあったんですね！
また一つお客様から教わることになりました。
フレームの製作を始めて6年。
おそらく2000個近くの額装を製作させていただきましたが、この2000個の中で最高の額装は最高の場所に飾られ感無量です。
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